2012年3月19日月曜日

つけ麺「本城」(東京都北区)【閉店】

JR板橋駅近くのつけ麺「本城」に行きました。なお、このお店は、住所が北区でありながら、JR板橋駅の直ぐそばにあります。
 出入口はご覧の写真の通りで、何とも怪しく入りにくいお店です。

















 店内は、7、8席のカウンターがあり、その奥に厨房があります。
 厨房内では、50代後半位の女性店主が一人で切り盛りされていました。

 メニューは、大きく分けて、①つけ麺、650円②らー麺(豚骨×魚のWスープ)600円、③らー麺(醤油)600円です。なお、それぞれ+100円で大盛りも用意されています。

 私が訪問した日は、非常に寒かったため、つけ麺ではなく、「らー麺(豚骨×魚のWスープ)」を注文しました。待つこと、約10分後、ご覧のような「らー麺」が運ばれてきました。このとき、親切にも、店主がわざわざカウンターから出てきて私の眼の前までどんぶりを運んでくれました。


 写真の通り、いかにも濃厚そうなWスープの上に、豚焼肉、煮卵、焼海苔、野菜(モヤシ、キャベツ、ホウレン草、ねぎ)、メンマなどの具が並べられています。

 早速、スープをすすってみますと、豚骨スープに魚のダシがしみ込んだかのように、豚骨と魚が互いに調和し合っており、期待通り非常に濃厚な味でした。また、さらに野菜の甘みも加わって、非常に深みがあり、女性作ならではのやさしい味でした。


 麺は、中太麺で、表面はつるつるでありながら、中はしこしことしています。そして、スープも良く絡みます。


 
 肉は、残念ながら、豚バラをフライ板で炒めたもので、チャーシューと呼べるものではありませんでした。ただ、これだけのスープと麺をそろえたうえで、600円の値段ということを考えると、我慢できる範囲ではないかと思います。店主の話によれば、スープと麺に重点を置いており、また、チャーシューまでしっかりしたものを作るのは女性一人の労力では難しいとのことでした。確かに、スープ、麺および具で100点を取ろうとするのではなく、値段を抑えた上でその店ならではの特徴があれば、それでいいのではないかと思います。チャーシューをもっとしっかりしたものにして200円値上げする場合と、現状の内容のままで600円を維持する場合のどっちをとるかと問われれば、私は前者を選択するかと思います。

 私は、大盛りではなく、並み盛りを注文しましたが、非常にボリュームがあり、すっかりお腹がいっぱいになってしまいました。

 「本城」は、一見入り難いお店ですが、入ってしまえば優しい雰囲気の女性店主が出迎えてくれ、ほっと温まる「らー麺」をお腹いっぱいに食べることができるお店でした。

店名:つけ麺 本城
住所:東京都北区滝野川7-1-7
電話:
営業時間:(月~土)11:30~14:00、19:00~22:00、(日、祝)11:30~14:00
定休日:なし。ただし不定期で休みあり。


大きな地図で見る

〈注意事項〉本記事の著作権は、作者(hitooru)にく属します。リンクなどをしていただいても構いませんが、本記事をそのまま転載するようなことを禁止します。ただし、趣旨によっては考慮いたしますので、Twitterなどを介して予めご連絡ください。