2014年12月29日月曜日

昨日倒れました。

 昨日、倒れてしまいました。
 そして、人生2回目の救急車に乗って、病院に搬入されました。

 原因は、「食物依存性運動誘発性アナフィラキシー」ではないかと医師に言われました。

 「食物依存性運動誘発性アナフィラキシー」とは、Wikipedia に次のように紹介されている。
アスピリン薬剤食物運動の複合要因でアレルギー反応を起こす病態である。小、中、高校生の1万人に1人程度の割合で発生しているとのこと(2006年調査)で、頻度は低くない。原因食物として小麦、次にエビ果物が多い。特定食物摂取後、2~3時間後に運動するなどで生じ、アスピリン製剤の使用により誘発されやすくなる。小麦の原因抗原はω-グリアジン・高分子量グルテニンであることが分かっている。」(引用元Wikipedia

 昨日は、ジムの営業が年内最後であったため、かなり張り切って、午前に水泳、午後にスタジオレッスン2本に参加することを予定していました。私は、午前11時30分位から1時位までプールに行き、約1Km泳いで、午後からスタジオエクササイズに参加する予定でした。
 プールで泳いだ後は、コーヒー牛乳とカレーパンとチョコパンを食べて午後からのレッスンに備えていました。

 準備運動を終え、そろそろ午後のレッスンスタート時間の2時前後が迫ったころ、体中が痒くなり、全身に発疹が生じました。頭の方まで痒くなり耐えられなくなり、全身を掻きまくってしまいました。
 ちょっとやばいかなと思ったのですが、年内最後で人気のレッスンでもあったことから、無理して参加することにしました。

 ところが、レッスン開始時間直前に頭に血が回らなくなり、貧血状態になり、まともに立っていられなくなりました。そこで、レッスン教室の後方から教室の外に出ようとしたところで意識を失い、倒れてしまい、気付いたらレッスン教室の扉の外で寝かされて、人だかりに囲われていました。ジムの参加者、従業員の方々に迷惑をかけてしまい、恐縮しつつも、大変恥ずかしい思いをしました。

 ジムの方の判断で、救急車呼ばれ、近くの緊急病院に搬入されました。そこで、ポララミン注(アレルギー症状がおこる原因となる化学伝達物質(ヒスタミン)のはたらきを抑えて、かゆみや炎症をやわらげる薬)とファモチジン静注(ヒスタミンH2(胃酸の分泌を促す物質)のはたらきを強力に抑える作用や止血作用のある薬で、代表的な消化性潰瘍(かいよう)の攻撃因子抑制剤)を混入させた点滴液を点滴注射しました。

 点滴が終わった頃には、多少寒気がしましたが、めまいも発疹も消え、すっかり元気になりました。この時点で4時過ぎ位だったでしょうか。約2時間もの間、戦いぬきました(笑)。

 さて、一夜明けて、なぜこのなことになってしまったのか?今後の運動における対策も含めて考えてみたいと思います。

 私は、もともと、カニ、エビ等の甲殻類、ハウスダスト、花粉(特に杉)に対するアレルギーを持っています。そして、ここ2年前位から、魚介類スープのラーメン(スープの中にカニ、エビが入っているかは不明だが、化学調味料にこれらが入っていたのかもしれません)を食べた後に、運動をすると全身に発疹が出ていました。

 このため、アレルギーの精密検査も行い、運動前の食事には注意を払っていましたが、昨日は発疹だけですまず、倒れてしまうという最悪の事態になってしまいました。

 昨日前後の行動を振り返ると、一昨日風邪をこじらせ37.4℃の発熱がありました。そこで薬を飲んでゆっくりしたら、昨日の朝に時点で熱が36.5℃まで下がっていたので、ジムで運動をすることにしました。

 ところが、熱が下がったものの、多少心配だったので、鎮熱薬剤であるロキソニンを飲んでしまっていたのです。このロキソニンは、上述したアスピリン薬剤の一種で、発疹、アナフィラキシーの原因物質でもあったのです。ちなみにバッファリンもアスピリン薬剤の一種です。

 また、一昨日の夜は食欲がなかったため、果物(リンゴとカキ)のみを食べていたので、アナフィラキシーを誘発する確率を高めてしまっていたようです。

 ちょっと気づくのが遅すぎましたが、今後の運動時の予防対策に加えたいと思います。

 長々と書いてしまいましたが、この年の瀬に救急車で運ばれて、色々な方々に迷惑をかけてしまったことに反省しつつも、たった今はなんとか健康体で過ごせていることを両親に感謝したいと思います。


私の運動時の注意点
1.運動前の食事では、エビ、カニ等の甲殻類を食べない。
2.運動前の食事では、果物を食べない。
3.運動前の投薬に注意する。とくに鎮熱薬剤(アスピリン(アセチルサリチル酸))を飲まない。それ以前に体調が悪いときに無理をしない。
4.貧血防止のために運動前に十分な水分(最低500ml)を採ること。  
5.症状が発症したときに即時に対応するために、ヒスタミンH1受容体拮抗薬(アレグラ、ザイザル等)、ステロイド薬(メドロール)を携行する。


 
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