2012年6月24日日曜日

テレビ東京の株主総会(2012年6月21日)

昨年に引き続き、今年も、6/21(木)にテレビ東京ホールディングスの株主総会に参加しました。

















 株主総会は、昨年同様、千代田区の砂防会館別館で午前10時からのスタートしました。

 今回も、株主総会(4議案(前年は6議案))の他に、映画の上映(「LOVEまさお君が行く!」)がありました。時間としては、午前10時から午後12時近くまでに定時株主総会が行われ、午後12時半くらいから午後2時半前くらいまで映画の上映がありました。

 流れとしては、議案の説明、質疑応答、採決があり、昼食休憩を挟んで映画の上映がありました。

 今回の株主総会は、テレビ東京ホールディングス(平成22年10月1日発足の持株会社)としては、2回目の総会でした。
 平成23年4月1日~平成24年3月31日の業績(連結)は、売上高約1115億円、営業利益約22億円、経常利益約26億円、純利益約14億円でした。

 テレビ東京ホールディングスには、地上波放送、放送周辺、BS放送、インターネットモバイルの4つの事業があります。主力の地上波放送が、売上の大半である約912億円と大半を占めますが、営業利益はマイナス約23億円の赤字でした。この赤字を放送周辺事業とBS放送事業の営業利益を補てんした結果、26億円の営業利益を得たということでした。
 地上波放送事業の営業利益赤字の理由としては、東日本大震災の後、提供企業の減少などから本来のところ番組制作費を削減すべきところを、番組の魅力を発揮し続けるために制作費をおしまずに投入した結果だとの説明がありました。たしかに、本筋の地上波放送が薄っぺらいものになってしまっては、放送企業の存在価値ですら危ぶまれますので、これはよい経営判断とと思いました。

 質疑応答では、実に様々な意見が株主から述べられていました。昨年よりも質問の数も多く、また単に番組の時間帯やCMの内容や放送停止に対する復活の要望といった個人的な要望以外に、実質的な内容の質問も昨年よりも多かったように思います。そうはいっても、フジテレビの株主総会のように怒号が飛ぶようなことは全くなく、質問の大半は、テレビ好きな方々が穏やかに番組に対する熱意を会社に訴えているかのようなケースでした。

 私も、株価上昇のための情報開示をもっとしてほしい旨を述べさせていただきました。会社側の回答としては、適時開示は勿論、任意開示もルールを超えて開示の努力をしているとのことでした。また、年の3回ほどアナリスト向けに説明会を行っているとのことです。

 その他、この株主総会で初めて知ったことをいくつか述べます。

 まず、CM方法のルールとして、CMの放送時間は全放送時間の18%以内であるということを知りました。テレビ東京では約17~17.5%でCM放送しているとのことです。

 また、民放連では、17時~21時には、青少年に対して悪影響を与える暴力等の内容を避ける規定がされているそうです。テレビ東京では、従来から深夜にヌードを放映したり多少過激な媒体放映がされていますが、これからも民放連のルール範囲内で独自性を発揮していきたいとのことでした。

 そして、2年後にテレビ東京は開局50周年を迎えるようで、その準備を着々と進めているそうです。具体的な内容は新社屋の建設等らしいですが、いくつかのイベントも用意されることでしょう。

 ネオスポーツという番組では、地上波方法の他、BSでの再放送があるらしいですが、海外スポーツは放映権利関係のため地上波で画像放映できる番組をBSでは画像放映できないケースがあるとのことです。

 株主総会後には、映画「LOVEまさお君が行く!」を鑑賞しました。
 この映画は、ドジ犬のまさお君と芸人の松本君がコンビを組んで旅をするテレビ東京の番組が、どのような背景ではじまり、その間のまさお君と松本君の間やその周辺で生じるハプニング的な出来事などをコメディで描写したもので、非常に楽しかったです。お子さんと観るにはとてもいい映画ではないかと思います・

 なお、今年のお弁当は、以下の内容のものでした。見覚えがあるなと思ったら、やはり昨年の写真と比べてみると、ほとんど同じ内容のものでした。


















 記念品は、以下の通り、「LOVEまさお君が行く!」の親子ペア券と、ボールペンでした。昨年と比較してレベルダウンしています。



















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