2016年7月3日日曜日

フジ・メディア・ホールディングスの株主総会(2016年6月)

 
 フジ・メディア・ホールディングスの定時株主総会に行ってきました。開催日時、場所は以下の通り。
 日時:2016年6月28日(火)午前10時より
 場所:東京都港区台場二丁目6番1号 ホテル グランパシフィック LE DAIBA  地下1階 パレロワイヤル
 毎年のように荒れることで有名な フジ・メディア・ホールディングスの定時株主総会。今年も例年通り荒れました。
荒れる要因は、やはり毎年のように続く中核の放送事業等の減収減益。また、それにも関わらず、社長は数年置きに入れ替わるが、日枝会長がいつまでも留任していることも、指摘されている。
 なにより、ホールディングスのフジテレビの視聴率がさえない。今期は、サンケイビル等の営業利益および経常利益の増益があったが、この増益によって、フジテレビを含む放送事業の減益をカバーできていない。
 やはり、中核であるフジテレビの視聴率を取り戻さない限り、ホールディングスとしての増益は難しいだろう。
 どの企業も企業イメージというものが重要であるが、フジ・メディア・ホールディングスのような放送事業を中核とする企業は日常においてほぼ全国民を対象にサービスを提供するのであるから、製造業等に増して企業イメージを強く注視しなければならない。
 現状でいうと、フジテレビへの批判はネット等で年々増している。この批判に真摯に応えて、企業努力でV字回復に努めてもらいたいと期待したい。
 
 第75期 報告書を引用すると、次の通り。

・売上高は生活情報事業、都市開発事業が増収となったが、放送事業、制作事業、映像音楽事業などの減収により全体では減収。
・営業利益は放送事業の減益が響き、全体でも減益。
・経常利益も減益となったが、親会社株主に帰属する当期純利益は減損損失の減収などにより増益。

売上高:
     6320億(平成25年3月)
    →6421億(平成26年3月)
    →6433億(平成27年3月)
    →6405億(平成28年3月)

 営業利益:
     376億(平成25年3月)
    →315億(平成26年3月)
    →256億(平成27年3月)
    →243億(平成28年3月)

経常利益:
     472億(平成25年3月)
    →348億(平成26年3月)
    →351億(平成27年3月)
    →324億(平成28年3月)

親会社株主に帰属する当期純利益:
     472億(平成25年3月)
    →348億(平成26年3月)
    →351億(平成27年3月)
    →324億(平成28年3月)

株主総会会場入口

株主総会会場入口




フジテレビ社屋



 


フジテレビ側から臨むレインボーブリッジ